Coffee Break12(考えると決める)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
突然ですが、「考える」と「決める」の順番はどちらが先でしょうか。
どちらが良い結果につながるでしょうか。
ある会社のQCサークルの会合に参加して、ふと考えてみました。
考えると決める
ほとんどの人は、「考える」→「決める」という順番ではないでしょうか。
例えば、倉庫を整理・整頓をする、という課題があったとしましょう。
そうすると、まずどこから整理・整頓をするか、誰に確認するか、等、
どのように進めるかを検討します。
そのうえで、いつまでに整理・整頓を完了するかの期限を設定します。
正に「考える」→「決める」ですよね。
でも、こんなことをしていると、ほとんどの場合、整理・整頓は進みません。
事実、このように進めているQCサークルは数カ月も「考える」をしています。
この会社のほとんどのQCサークルは毎月の進捗報告会で、
「今月も、色々考えているため、進んでいません」が決まり文句です。
そこで改善活動では、
この順番を逆にして「決める」→「考える」とすることを指導しています。
まず期限を先に「決める」、そしてその期限までに完了する方法を「考える」のです。
こうするだけで、活動にぐんとスピード感が出てきます。
私の尊敬するイチローはこんなことを言っています。
「何かを言葉で表現するよりも、
やっぱり行動を起こすことが大事だと気づきました」
イチローは、実際にバットを振ってみることで、
これまでに新しい発想をどんどん膨らませ、ヒットを量産してきたのだと思います。
つまり、バットを振らなければ、絶対にひらめくことはありません。
とにかく行動を起こすこと。これが一流の人間の共通点です。
師匠O先生も「行動しながら考えよ」とよく言っています。
結局、シンプルな法則に行きつきます。
それは「慣性の法則」という物理学の基礎理論で、
「外力を加えない限り、止まっている物体は止まり続け、
高速で動いている物体は高速で動き続ける」ってやつです。
この世の中は行動する人間だけが成功するようにできているんですね。