監督者は品質を自工程で作り込め
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
現在ある会社の工程改善をしています。
熱心な社長の色々な要求に応えて、本日で6回目です。
(「10×1」と「1×10」は何が違うの?から続いてます)
さて、昨日は技能を習得させる訓練法として、
「実作業しながら教える」という発想をやめて下さい。
難しい調整作業は、覚えるまで何回も何回も繰り返してやるしかない。
という話をしました。
やっと社長にも納得して頂きました。
「監督者は作業者への技能訓練ができそうだ、早速やってみます」
ここまで工程改善が進んだので、最後に一つアドバイスをします。
作業者に検査力をつけさせよ
品質は自工程で作り込む、これが品質管理の基本になります。
次工程に不良を流さないことが、監督者の重要な役割の一つです。
自工程内で不良を最小に抑えることも監督者の役割ですが、
次工程に不良を流出させないことが、より重要な監督者の役割です。
監督者は、この両方の責任者である。
監督者は、この自覚を強く持つ必要があります。
そのためには、作業者に技能力だけでなく、検査力もつけさせることです。
検査力をつけることは、作業を早くするとともに、自工程で品質を保証させる。
(次工程に不良を渡さない)ここに気付かねばならない。
やり方は簡単、作業者に検査を体験させて下さい。