たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

監督者は品質を自工程で作り込め

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

現在ある会社の工程改善をしています。

 

熱心な社長の色々な要求に応えて、本日で6回目です。

(「10×1」と「1×10」は何が違うの?から続いてます)

 

さて、昨日は技能を習得させる訓練法として、

「実作業しながら教える」という発想をやめて下さい。

難しい調整作業は、覚えるまで何回も何回も繰り返してやるしかない。

という話をしました。

 

やっと社長にも納得して頂きました。

「監督者は作業者への技能訓練ができそうだ、早速やってみます」

ここまで工程改善が進んだので、最後に一つアドバイスをします。

 

作業者に検査力をつけさせよ

 

品質は自工程で作り込む、これが品質管理の基本になります。

次工程に不良を流さないことが、監督者の重要な役割の一つです。

 

自工程内で不良を最小に抑えることも監督者の役割ですが、

次工程に不良を流出させないことが、より重要な監督者の役割です。

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品質は自工程で作り込む

監督者は、この両方の責任者である。

監督者は、この自覚を強く持つ必要があります。

 

そのためには、作業者に技能力だけでなく、検査力もつけさせることです。

 

検査力をつけることは、作業を早くするとともに、自工程で品質を保証させる。

(次工程に不良を渡さない)ここに気付かねばならない。

 

やり方は簡単、作業者に検査を体験させて下さい。