ザ・工場改革 (2)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
儲かる工場になるには、「まず何から始めるか?」について解説します。
前回の続きです。なぜ、相談した場合は上手くいかないのか。
誰も今のやり方を変えたがらない!
実は、管理者や現場リーダーに、工場改革をするかどうか相談した場合、
99%の確率で実行には至りません。
なぜなら『今のやり方を変えたくない』からです。
たとえ赤字だろうが、会社が倒産しようとも、今のやり方を変えたくない。
その理由は、簡単です。
・やり方が変わることで、仕事量や責任が増えてしまうのではないか、という恐怖
・どんなやり方になるのか分からない、先が見えない、という不安
というような否定的な心理が働くからです。
だから、工場改革を始めるには、
まず「経営者自身が強い決意」をしなくてはならないのです。
「工場長や取締役が反対してもやり抜く」
「それが会社の未来のためであり、引いては従業員のためにもなる」
そのような覚悟で、経営者自身がリーダーとなって始めなければならないのです。
私は師匠O先生との現場コンサルにかかわるようになって、
この「経営者の決断力」を強く実感することができました。
私達のコンサルに興味を持った経営者の方でも、工場診断に参加されない場合は、
その後のコンサル指導に至らないことが多いです。
それは、決断ができていない証拠です。
では、どうするか?次回解説します。