たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

改善のしくみをつくれ(タイムマネジメントの錯覚)

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

前回までの「改善のしくみをつくれ」では、

「時間」というキーワードが沢山出てきました。

 

改善のために「時間」を取れ、「時間」を決めて改善会をせよ、

ゼロベース改善で「時間」を有効活用できる…等々

 

この「時間」について考えてみたのですが、

私は間違った思い込みをしていました。

 

今回は、その間違った思い込みをあなたと共有したいと思います。

 

「時間」に関する真実とは

 

新聞、雑誌等で「時間を増やせば、人生が変わる」や「タイムマネジメントせよ」

といった話をよく見ますよね。

 

あなたはどう思いますか?

私は「時間内により多くのことをしなくてはならない」「時間を有効に使おう」

というように考えていました。

 

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時間に関する間違った思い込み

しかし、これが間違った時間管理に陥る原因になるんです。

 

実際は「人は時間をマネジメントすることはできない」

これが真実です。

 

なぜなら、人は時間をコントロールできないんです。

私達は意識的に早く・遅く働くことはできますが、

時間は私達が何をしようと関係なく、一定のペースで進みます。

 

つまり、人に時間を管理するのは無理ということになります。

 

でも、私もあなたも、自分自身をマネジメントすることはできる。

 

1日24時間で何をするかを選べるし、

やる価値のあることや価値のないことを決めることができます。

 

時間をコントロールすることはできませんが、

自分自身をコントロールすることはできる。

 

まずはこの真実を認識することが重要なんだと思いました。

 

『時間は与えられるものではなく、創りだすもの』

すなわち、改善のために1日につき1.5時間ずつ時間を投入するよう、

自分自身の仕事をコントロールする。

 

繰り返しになりますが、改善活動を進める第一歩です。

あなたも、これならできそうですよね。