改善のしくみをつくれ(タイムマネジメントの錯覚)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
前回までの「改善のしくみをつくれ」では、
「時間」というキーワードが沢山出てきました。
改善のために「時間」を取れ、「時間」を決めて改善会をせよ、
ゼロベース改善で「時間」を有効活用できる…等々
この「時間」について考えてみたのですが、
私は間違った思い込みをしていました。
今回は、その間違った思い込みをあなたと共有したいと思います。
「時間」に関する真実とは
新聞、雑誌等で「時間を増やせば、人生が変わる」や「タイムマネジメントせよ」
といった話をよく見ますよね。
あなたはどう思いますか?
私は「時間内により多くのことをしなくてはならない」「時間を有効に使おう」
というように考えていました。
しかし、これが間違った時間管理に陥る原因になるんです。
実際は「人は時間をマネジメントすることはできない」
これが真実です。
なぜなら、人は時間をコントロールできないんです。
私達は意識的に早く・遅く働くことはできますが、
時間は私達が何をしようと関係なく、一定のペースで進みます。
つまり、人に時間を管理するのは無理ということになります。
でも、私もあなたも、自分自身をマネジメントすることはできる。
1日24時間で何をするかを選べるし、
やる価値のあることや価値のないことを決めることができます。
時間をコントロールすることはできませんが、
自分自身をコントロールすることはできる。
まずはこの真実を認識することが重要なんだと思いました。
『時間は与えられるものではなく、創りだすもの』
すなわち、改善のために1日につき1.5時間ずつ時間を投入するよう、
自分自身の仕事をコントロールする。
繰り返しになりますが、改善活動を進める第一歩です。
あなたも、これならできそうですよね。