利益を生み出す瞬間 (2)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
さて、『働き』と「動き」について詳しく解説します。
左手が死んでいる
私達日本人の多くは、右利きです。
したがって、何かをするときは右手を使います。
さて、そのとき左手は何をしているでしょうか?
多くの場合は、被加工物を保持していますよね。
例えば、軸に部品をセットする場合は、
左手で軸を保持して、右手で部品をセットします。(図1)
また、ペットボトルのキャップを開ける場合はどうでしょうか?
左手でペットボトルをつかみ、右手でキャップをひねって開けます。
これらのとき、右手は『働き』をしていますが、
左手は「動き」をしているにすぎません。
これを「左手が死んでいる」と言います。
では、「死んでいる左手」を活用できないだろうか?
この設問から、働きを増やす工夫をしていくのです。
例えば、『働き』を増やす方法の一つとして、図2のような冶具を利用します。
ここで、あなたに1つ問題です。
〈問題〉
検査は「働き」でしょうか、「動き」でしょうか?
少し考えてみて下さい。次回解説します。