ステップ1 『トップダウンの決断』なくして成功はない!(2)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
それではステップ1の続きを解説します。
前回はトップの強い姿勢が大切だという話をしました。
しかし、その一方で、強い意志・決断についていけずに、工場を去る人も出てきます。
確かに、人が離れることは喜ばしいことではありません。
でも、会社が新しい段階に進むためには、人が入れ替わることは時々あることで、
決して不思議なことではありません。
実際に工場指導をしていると、工場を去る人が出てきますが、
これは珍しいことではありません。(そんな時の、師匠O先生の言葉は)
『人が去ることも改善である』このように受け止めませんか。
皆が本気で工場を良くしたいと動き始めたとき、
その活動に反発し続ける人は工場から去ってもらう。これは仕方がないことであり、
そして、人件費が下がり利益が出たと考えればいいのです。
一方で、前向きに工場を良くしていこうという人が必ず出てきます。
サッカー日本代表は連続でワールドカップ出場を決めました。
当時は黄金世代と言われた、中田選手、小野選手がチームを引っ張りましたが、
2人が日本代表を退いた後、チームはダメになったかというと、
そうではなく、新しいスター選手が現れ、新しい時代を築いてきました。
現在も大きな世代交代がありましたよね。
新しい扉を開くには大きな勇気が必要です。でもそうしなければ前には進めません。
その扉を開けるのは経営者であり、経営者以外にはいないのです。