要因4 忙しいから残業は仕方がない?!
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
では、4つ目の要因を解説します。
師匠O先生(中小メーカーの救世主)と訪れた、
ある工場での現場主任とのリアルなやりとりから。
先生「ところで、今日は残業ですか?」
現場主任「はい、現在、繁忙期ですから、私も作業者も2時間残業します」
先生「残業が2時間ということは、定時までに何をどこまでやるんですか?」
現場主任「定時までというか、とにかく量が多いので、どんどん進めています」
先生「最初から残業時間を決めてはいけません。
まず、定時までに何をどこまでやるかを決め、その上で何分残業する、
というのが残業の正しい考え方です」
私の心の声(だから、定時までに何をどこまでやるかが決まっていないのに、
残業時間が先に決まるのはおかしいんだ)
現場主任「はあ~、でも、とにかく忙しいから残業は仕方ないんですよ」
中小製造業の現場では、何をやるかは分からないけど残業時間が先に決まる、
というおかしな法則があります。
中には、残業時間を作業者任せにしている工場すらあります。
作業者いわく「終わった時間が、終わった時間です」と…
残念ながら、この様な仕事のやり方では、
どんなに頑張っても絶対に利益は生まれません。
あなたは、残業の正しい考え方をしていますか?