たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

今までのものづくりに共通した弱点を知っていますか? 02

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

昨日から、今までのものづくりに共通した弱点を解説していきます。

 

この弱点を知り、克服すれば、お金をかけずに生産性が25%上がってしまいますよ。

まずは、弱点を認識しましょう。

 

1.3 現場リーダーが作業に埋没している

 

これも生産性向上を阻害している一因です。

本来、監督者は作業者の管理・監督をしなければならないですよね。

 

よく例えるのですが、監督者は幌馬車の御者で、手綱をひく(管理する)役割です。

それを、自ら進んで馬になってしまうのは大問題ですよね。

 

中小メーカーのほとんどは、こんな感じで、ここに気付いていません。

これは、管理者や工場長の責任なんです。

 

1.4 物申す(整理・整頓)がされていない

 

私は現場で必ず質問します。

「この部材が、ここに置かれているのは正常ですか?」

「この仕掛品は、ここに置かれているのは正常ですか?」

 

中小メーカーの管理者は、この質問にほとんど答えられないんです。

これこそが、“物申す”されていない状態です。

そうです、部材や仕掛品の整理・整頓ができていませんよね。

 

考えてみてください。

部材や仕掛品を加工して、顧客に渡し、利益を出させてもらっていますよね。

 

あなたは、“物申す”の意味を知ってますか?

これはトヨタ生産方式の基本用語の1つで、

入荷した部材、仕掛品や完成品が、

人に聞かずに正常であるか分かるようにすることです。

 

その担当者に聞いて分かること、“者申す”じゃだめですよ。

しかし、この“者申す”すらできない中小メーカーが多いのも事実なんです。

そして“物申す”ができないのに、5S、5Sと叫んでいるのは滑稽ですよね。

 

工場改革の第一歩は“物申す”(整理・整頓)だ!