たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

なぜ、今「改善リーダーが必要なのか?」 06

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

モノづくりは人づくり。

 

具体的には、工場を改善していける「改善リーダー」を創り上げることが、

変化の激しい時代を生きていく絶対条件になります。

キーワードは「常識打破」

 

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本日も、改善リーダーが自分の殻を破り、改善力を身に付けるための、

具体的な内容を解説します。

 

ベルトコンベアを使うな

 

現在、モノづくりにおいて、ベルトコンベアはほとんど使われていません。

しかし、食品工場では、使われている場合があります。

 

例えば、7名の作業者が、

1つの弁当容器に1つずつお惣菜を入れていく工程(ベルトコンベア)を考えてみます。

7つのお惣菜を入れるのに、4秒掛かります。

よって、1つの容器にお惣菜を入れるのに【7名*4秒=28秒】掛かります。

 

この改善では「1個流し」を採用し、1人が7つのお惣菜を全て入れるようにします。

すると、7つのお惣菜を入れるのに7秒でできるのです。

 

これにより、生産性が4倍アップします。

もちろん、ベルトコンベアを撤去し、

各作業者が素早く惣菜をセットできる作業台を設置しました。

 

この工場では、昔からずっとベルトコンベアを使いムダな作り方をしてきました。

そしてこの会社の社長は、これが赤字の原因であると気づいてくれたのです。

 

ここで、ベルトコンベアを使用している工場の改善リーダーには、

その必要性について再確認してほしいのです。

ベルトコンベアという常識にとらわれていては、常識打破はできませんよ。