たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

利益を上げる法則(5.出荷するものをつくる 01)

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

引続き、利益を上げる法則について、解説します。

 

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出荷するものをつくれ

 

工場でつくられたものは、顧客に出荷され、売上となり、工場にお金が入ってきます。

そのお金で、工場は材料を購入したり、従業員に給与を払ったりします。

このようにお金が流れていくから、工場では生産活動が行えるのです。

 

「効率化」という言葉は、時として危険です。

 

「1日あたりの出来高を上げる」(どんどんつくれ!)

「機械の稼働率を上げる」(機械を止めるな!)

「ロットでつくる」(まとめて一気にやれ!)

 

このような「つくる」ということに焦点を当てた発想で生産を行うと、

「お金の流れ」が止まってしまうのです。

 

なぜなら、つくったものが出荷されずに工場や倉庫で眠っているからです。

 

本当の「効率化」とは、

出荷する(売上になり、お金が入ってくる)ものだけ生産するということなのです。

 

『つくったものを出荷するのではなく、出荷するものをつくる』

 

この発想が全ての生産活動の原点になる。