たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

予防処置 01

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

本日は、私達が実際に実施し、確立した予防処置についてです。

 

品質保証の重要な手段は予防処置にある。

 

まずは、1年間に発生したクレームと社内不良を要因別に分析すると、

以下の4つに分類されました。

 

1.標準が守れていない不良発生

2.微調整を要するところによる不良発生

3.金型類の摩耗による不良発生

4.機械故障による不良発生

 

これをベースに予防処置に取組みました。

それぞれ、見ていきましょう。

 

1)標準が守れていない場合の予防処置

現在、不良は出していないが、標準が守られているのか監査します。

このとき、標準が守られていないものがあれば、

標準が守れるように教育訓練をします。

 

これは、1件の予防処置を講じたことと同じになります。

だから、今、不良を出していいないとき、標準が守られているか監査し、

守られていないものがあれば守れるように教育訓練することは、全て予防処置となる。

 

2)微調整を要するところに関する予防処置

例えば、製造条件の1つである電圧を1.1Vに合わせるとする。

このとき、電圧計の目盛りが1V単位になっており、1.1Vには設定しにくいとする。

 

この場合、電圧計を0.1V単位のものに変え、1.1Vにきちんと設定できるようにします。

これを1件行えば、1件の予防処置をしたことになる。

 

3,4については、次回解説しますので、お楽しみに。