予防処置 01
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
本日は、私達が実際に実施し、確立した予防処置についてです。
品質保証の重要な手段は予防処置にある。
まずは、1年間に発生したクレームと社内不良を要因別に分析すると、
以下の4つに分類されました。
1.標準が守れていない不良発生
2.微調整を要するところによる不良発生
3.金型類の摩耗による不良発生
4.機械故障による不良発生
これをベースに予防処置に取組みました。
それぞれ、見ていきましょう。
1)標準が守れていない場合の予防処置
現在、不良は出していないが、標準が守られているのか監査します。
このとき、標準が守られていないものがあれば、
標準が守れるように教育訓練をします。
これは、1件の予防処置を講じたことと同じになります。
だから、今、不良を出していいないとき、標準が守られているか監査し、
守られていないものがあれば守れるように教育訓練することは、全て予防処置となる。
2)微調整を要するところに関する予防処置
例えば、製造条件の1つである電圧を1.1Vに合わせるとする。
このとき、電圧計の目盛りが1V単位になっており、1.1Vには設定しにくいとする。
この場合、電圧計を0.1V単位のものに変え、1.1Vにきちんと設定できるようにします。
これを1件行えば、1件の予防処置をしたことになる。
3,4については、次回解説しますので、お楽しみに。