たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

品質部門の管理者の盲点 08

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

連日、品質問題にフォーカスしています。

 

これまで、ダブル検査はやめよ。

検査ボックスを使って、検査力を向上させよ。

標準検査時間の指示なしに品質保証はできない。

という話をしました。

 

pe-michanpapa.hatenablog.com

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本日は、品質保証と検査時間の密接な関係ついてもう少し考えてみます。

 

品質を良くするとコストアップするは間違いだ

 

あなたも「品質を良くするとコストアップする」と考えていませんか。

多くの方はそう考えています。つまり、こういうことです。

 

品質を確保するには、機械加工速度を下げたり、

作業時間にゆとりを持たせたり、検査にじっくり時間をかけるべきである。

 

この考え方は論理が通っているようですが、錯覚です。

これはものづくりの本質を理解していません。

 

正しい作業・正しい製造条件・正しい手順で行えば、

高品質、低コストを実現できるのです。

 

つまり、品質を良くする目標を設定して、

それに合った正しい作業を設定することです。

 

この目標をクリアできなければ、設定した内容のどこかが間違っているか、

更なる改善が必要になってくるのです。

(例えば、ある製品を1個検査するのに3分かかるとしましょう。

5分かかれば何か問題があり、1分で終われば手抜きしている。)