品質部門の管理者の盲点 03
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
連日、品質問題にフォーカスしています。
1回目は、クレーム撲滅には目標展開が最も効く。
昨日は、「1つのルール」を決めれば、明日からクレームは無くなる!
今回は、「1つのルール」の具体的な内容です。
クレームは管理者の責任なり
まず、クレームの内容毎に責任者を明確にします。
次に、クレーム1件に対して次回のボーナスを10%減らすというルールを適用します。
この比率は社長が決めます。
これが、私達の提唱するFL法のクレーム管理者責任論です。
したがって、10%減の場合、クレームを10件出したらボーナスはゼロになります。
ボーナスが減ったら、家庭騒動になりかねません。
これではクレーム責任者がかわいそうではないか。という話も出ます。
しかし、このルールのポイントは、クレーム責任者がクレームを出さないため、
自らが何をしなければならないかを真剣に考えてもらうことです。
ここに真の狙いがあるのです。
現場で感じるのは、今の管理者は原因追及力や再発防止追及力が弱いということです。
この力量を上げるのが、生産コンサルの指導です。
でも、もっと重要なのは、クレーム責任者がクレームを防止するために、
自ら何をしなければならないか、予防処置の価値に気付くことにあります。
メーカーにおいては、すべて管理者次第なんです。