改善の副作用を知れ!二律背反の法則02
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
昨日に引き続き、本日は二律背反を図で見てみましょう。
二律背反とは?
工場においては二律背反の現象が多いです。
二律背反はトレードオフとも呼ばれ、
一方をよくすると、別の面が悪くなってしまうような関係のことを言います。
第一種の誤りと第二種の誤り
第一種の誤りとは、検査員が良品を不良品と判断してしまう誤りです。
第二種の誤りとは、検査員が不良品を良品と判断してしまう誤りです。
第一種の誤りは、会社に損害を与え、
第二種の誤りは、顧客に不満を与えます。
第一種の誤りをなくすようにすると、
第二種の誤りが増えてしまいます。
二律背反を改善に活かせ
改善活動においては、常に二律背反の関係を意識することが大切です。
何かを改善すると、その他の影響で他の何かが悪くなる可能性がある。
二律背反の関係を意識しながら、
最も良い方法を見つけていくことが改善の本質になります。