たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

コミュニケーションは三現主義で声を出して行え

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

本日は師匠O先生のコンサルに同行し勉強させて頂きました。

 

現場に行くと、本日生産予定の部材が入荷されずに組立が進まず、

資材担当者と現場リーダーが揉めていました。

 

コミュニケーションは、現場で現物を前に、声を出して行え

 

人間は、自分が何を知らないかすら知らないし、

ましてや他人が何を知らないかなど到底分かりません。

だから「これは知っているだろう」「確認するだろう」という思い込みにより、

ミスや混乱が生じたりします。

 

現場リーダーは「当然資材が現場に出す前に確認するだろう」

資材担当者は「現場に届いたら確認してしらせてよ」という感じです。

この原因は資材担当者の支給間違い・確認不足でした。

 

どんな製品も一人では造れません。

営業・設計・購買資材・製造と色々な人が係ります。

 

だから、このように指導しました。

コミュニケーションは、現場で現物を前に、声を出して行うことが重要だ!

「現場・現物・現実」を三現主義と言います。

 

現場に集まり、一つの製品を前にして、触ったりしながら話をすれば、

曖昧なことがなくなり、思い違いや誤解も撲滅できるのです。

 

この様に指導した後

「では、明日作るX製品の部材は揃っていますか?」

「明日、問題なく生産開始できますか?」と言う質問を現場で現物を前に行いました。

すると、また部材が足りないことが分かりました。

 

直ぐに、原因を追究した結果、今度は組立が資材に発注する部品の数を間違えた、

とのことです。

これらの結果、資材も組立現場も、必ず事前に確認する「しくみ」を作ることができ、

明日から運用することになりました。

 

この様に、三現主義によるコミュニケーションは、原則であると同時に、

イデアを生み出す原動力にもなるのです。