不良は時系列で顔をとらえよ
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
あなたの工場でも不良がでたとき、実態把握を行いますよね。
不良の実態把握で重要なことは不良を時系列でとらえることと、
不良の内容(不良の顔)をとらえることです。
これが不良の生データなり
例えば、電子部品を作っている場合を考えます。
NCで作っていて、10本に1本検査をしているとします。
10本ごとの抜取検査で不良が見つかったとすると、
今見つかった10本の全数検査を行えばよい。
だから最悪の場合は10本の不良で済む。ここが重要です。
不良を最小限に食い止めることができます。ロット不良は起こりません。
発見した不適合品の内容(顔)を記録することが重要です。
よくあるのは「キズ」とか「汚れ」とだけ記録しているケースが多いですが、
これは不適合品の項目であり、内容(顔)ではありません。
不適合品を減らすには時系列と不良の内容の事実を
正確に把握することから始めなければならない。
製品を全部作ってからの抜取検査では全数ロット不良になるケースがあり、
直ぐにやり方を変えなければならない。