見えないものを見えるようにする方法 (4)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
本日は作業の見える化について考えてみます。
多品種少量生産の肝は、作業の見える化にあり
ある工場では、いつも作っている製品ならスムーズに生産できるが、
数カ月に一度の久しぶりに作る製品になった途端、
設計図面を見ながら、まるで素人集団になってしまいます。
でも、これはほとんどの工場で見られる光景ではないでしょうか。
「もう一度生産する」ことを前提に作業の見える化をしていないことが原因である。
数年前に一度だけ作ったことがあるなら、前回のやり方を繰り返せば作れるはずです。
したがって、最初の生産時にその時「ベストなやり方」を時間が掛かっても見出し、
記録しておくことが重要になります。何事も最初が肝心です。
具体的には、組立順に部品を並べる入れ物を造ったり、工程を動画や写真で記録したり、
実物大で部品の位置を形跡表示したものを造ったり、次に活かす工夫をします。
最近の技術を上手く使ってみましょう。
少量品の生産にこそ、ものづくりの実力が現れる。