たった90日であなたの工場が黒字化する方法

技術士による工場の生産性向上講座

誤解だらけのものづくり (3)

こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。

昨日までの(1),(2)のまとめをしておきましょう。

 

ものづくりにおける大きな誤解の1つは、

トヨタ生産方式を導入しなければ儲からない、と思ってしまうことです。

 

確かに、厳しい経営環境の中、トヨタがあれほどの利益を叩き出していれば、

トヨタ生産方式=最強の方法」と思ってしまうでしょう。

 

しかし、これまで(1),(2)で解説いてきたように、

・製品(自動車)としての特性の違いが大きく影響している

・自社の製品特性を良く考えた上で生産方式を選択しないと、

 本当の意味の効率的な生産はできない。

pe-michanpapa.hatenablog.com

 

誤解を恐れずに言うと、

トヨタ生産方式トヨタとその関連会社でしか適用できません。

トヨタにとって最も適したものづくりの方法だからです。

 

重要なのは、ものづくりの本質を理解するということです。

本質を理解せずに、方式だけを導入してしまうことが間違いになります。

 

まずは、トヨタ生産方式は、単なるカイゼンIE的改善)ではなく、

今のものづくりを根本的に変える“しくみづくり”の改善であると理解することです。

 

そして、師匠O先生は「中小メーカーに適用できるトヨタ生産方式とは何か」に

強い関心と興味を持ち、FL法を確立しました。

私は、その手法を使わせて頂き、更に発展させる活動をしています。

 

FL法の実績は20年以上、300社以上の中小メーカーに適用し、

お金をかけずに大きな利益を上げています。

 

すなわち、

FL法でものづくりの本質(トヨタ生産方式)を理解することができるのです。

 

なぜトヨタ生産方式を適用すると儲かるのか?

どのようにトヨタ生産方式の本質(ものづくりの本質)を知るか抽出するか?

どのような方法で、ものづくりの本質を中小メーカー向けに適用するか。

 

といった流れでFL法は確立されたのだと私は理解しています。