工場の課題はこの2つだ! (3)
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
さて、企業のあるべき姿とは、どのようなものでしょうか?
今週はある会社の創立記念式典がありました。
中小企業で60年以上も続いているなんて、すごいことですよね。
経営者Aさんは、社長になって数年の社長さんです。
「80年、100年続く会社にしたい、目指すは価値創造企業だ」
「これからは自動化工程やIoTを導入していく」
という話がありました。
最近のトレンドをいち早く取り入れたい、とう考えが伺えました。
一方、こちらも老舗企業の経営者Bさんの話です。
「これまで、自分が引っ張りなんとかやってきた、しかし、引退後は大丈夫だろうか」
確かに、Bさんは大変優秀です。
しかし、それゆえに管理者・リーダーが育っていないのも事実です。
これにBさんは大きな危機感を持っています。
「自分が元気なうちに、工場管理をしっかりしておきたい」
「ちゃんとした状態で後継者に経営を譲りたい」
と考えているのです。
以上より、『企業のあるべき姿』とは、社会に価値を提供し続けることです。
言い換えると、倒産してはいけないのです。
でも、どんな優秀な経営者もいつか必ず引退します。
しかし、企業はその後も継続していかなければなりません。
そのためには、“しくみ”が必要です。
昨日の復習です。
しくみとは、運や人の能力に左右されない仕事のやり方であり、
誰がやっても、何度やっても、同じ結果がでるということでしたね。
そうです、今の時代だから成功するやり方ではダメなんです。
誰でも、いつでも成功するやり方が絶対に必要なんです。
では、何から始めたらよいのでしょうか?
Aさんは、今までのやり方を踏襲しつつ、最新設備を導入する。
Bさんは、第一歩として、『管理者の意識改革』から取り組んでいます。
どちらも世代交代の真っ最中です。
どちらの判断が正しいかは、数年後に分かりそうですよね…
あなたも、想像してみて下さい。
あなた(ご自分)のいない10、20年後の会社のことを!!
[ここで少し考えてみましょう]
あなたの会社には、”しくみ”がありますか?
経営者であるあなたがいなくても、工場は利益を出し続けることができますか?
工場管理を強化すべきタイミングはいつですか?
いまでしょ!即行動して下さい。