儲かる工場のための黄金律 / 1人1時間当りの利益を上げよ!
こんにちは、技術士(経営工学)の、みーちゃんぱぱです。
儲かる工場のための黄金律、2つ目を解説していきます。
「改善」、「ムダとり」という言葉は大分一般的になってきました。
あなたも何気なく使っていますよね。
そして多くの工場で、そういう活動をされていると思います。
しかし、皆、重要なことを忘れています。
改善やムダとり、等は“手段”であり、目的ではない、
ということを理解することが重要です。
でも、ここを混同している現場が多いように感じます。
手段がいつの間にか目的になってしまい。本来の方向性を見失っています。
大切なことは、目的(利益を生みだすこと)に向かって明確な目標を立てて、
その目標達成を阻害する要因を取り去る手段として、改善やムダとりを行うのです。
何事もまず目標ありき
これを忘れてしまっては、どんなに頑張っても利益は絶対に出ません。
さて、本題です。
工場の利益を生みだすための目標には、付加価値生産性というものを使います。
これは業種に関係なく、全ての工場で適用可能な目標の尺度になります。
売上は、工場に入ってくるお金です。
材料費と外注費は、工場を出て行くお金です。
つまり、分子が表しているのは、工場が確保したお金です。
これを総工数で割ると、1人が1時間あたりに確保したお金になります。
このように明確な尺度により目標を設定し、
この目標達成のために最初にやるべき改善は何か?目標達成を阻害するムダは何か?
を考えて行動するのです。
当たり前ですが、利益に結びつかない行動をいくらとっても、利益は出ません。
利益に結びつく目標を達成する行動をとることで、利益は出るのです。